2026.05.21
“もったいない”が会社を弱くする|第18期5S改善コーチ育成講座 第2講
テーマ:「整理」〜捨てることは、新たな価値を生み出すこと〜
2026年5月21日、第18期「5S改善コーチ育成講座」第2講を開催いたしました。
今回のテーマは「整理」。
5Sの中でも最初のステップでありながら、最も難しいとも言われる活動です。
整理とは、
「要るモノ」と「要らないモノ」を分け、要らないモノを捨てること。
シンプルな定義ですが、実際の現場では
- ●「いつか使うかもしれない」
- ●「捨てるのはもったいない」
- ●「誰かが困るかもしれない」
という心理が働き、不要なモノが増え続けていきます。
しかし講義の中では、
【1年間で使われたモノだけで、翌年の90%は事足りる】
という考え方を共有しました。
つまり、多くの現場では“使っていないモノ”がスペースを占領している状態になっています。
モノが増えることで、
- ●探す時間が増える
- ●動線が悪くなる
- ●判断が遅くなる
- ●管理が複雑になる
といった問題が発生し、結果として生産性低下につながります。

「マイナス方式」と「プラス方式」
今回の講義では、整理の進め方として
- ●マイナス方式
- ●プラス方式
についても学びました。
■ マイナス方式
要らないモノだけを抜き取る方法。
比較的取り組みやすい一方で、「残す前提」になりやすく、大きな変化にはつながりにくい特徴があります。
■ プラス方式
一旦すべてを取り出し、本当に必要なモノだけを戻す方法。
手間はかかりますが、
- ●必要性を見直せる
- ●適正量を考えられる
- ●空間を再設計できる
という大きなメリットがあります。



整理とは「失うこと」ではない
講義の中で印象的だったのは、
「整理(捨てる)とは、失うことではなく、新たに得ることである」
という考え方です。
不要なモノを減らすことで、
- ●空間
- ●時間
- ●動きやすさ
- ●判断力
- ●新しいアイデア
を得ることができます。
つまり整理とは、“未来の価値を生み出す活動”なのです。






5Sは「変化する力」を鍛える
整理は単なる片づけではありません。
今まで当たり前だった状態を見直し、
「本当に必要か?」を問い続ける活動です。
小さな変化を積み重ねることで、
現場には“変わる力”が育っていきます。
第18期の受講企業の皆さまが、
今回の学びをそれぞれの現場で実践し、
どのような変化を生み出されるのか、今後が非常に楽しみです。